顎の歪みの原因はバランスをとるため

顎の歪み

顎の歪みの大きな原因は、体の重心バランスです。。
噛み合わせなども多少は影響するでしょうが、重心バランスの方がはるかに影響があります。

もし噛み合せの影響が大きければ、昔よりも固いものも噛まずに咀嚼回数も減少している現代人は、顎の歪みや顎関節症の人は減っているはずでしょう。

顎の歪みは、重心バランスであるのは、顎関節が重力の影響を受けやすいという特徴があります。

理由は、顎（顎関節）は、宙にぶら下がった関節だからです。
顎が外れるなんて言われるように、固定されているわけでなくとても不安定な関節です。
ズレやすいんですね。

そして口をあけたり閉じたりする場合にも根元から動くようにできています。

顔をかたむけるクセ

顎関節のしくみを踏まえると、たとえば顔を左に傾ける場合。

顔が傾いても吊られた顎は、斜め右下ではなく重力の影響の通り真下を向きます。
元の骨格を緑、まっすぐ下を向いた顎を赤色にしたのがこの画像です。

そして顎が真下を向く分、【Ａ】の部分の関節が牽引されます。
そして【Ｂ】の部分だけ、顎の位置がズレることになり、【Ｃ】の顎関節は圧縮されることになります。

この時に【Ａ】と【Ｃ】の関節部分は本来の位置ではなく、斜めに圧力がかかることになります。

この時にポキポキ、ゴリゴリと違和感が発生したり、痛みを伴うことになります。
が、治療するならこのくらいの説明ができる顎関節症の先生に聞いてください♪

視力との関係

しかしこれでは、顎がゆがんでいるというよりも、頭というか両目が斜めになっている状態です。

このような時もあるのですが、写真に写る場合や人と話をする場合などは、あまりこのようにはなりません。
あくまでこれは、無意識の状態に近いのです。

それは、人間が意識を向けて見るとき（話し相手や、写真ならカメラ）は、両目で対象物や相手を見るので、両目が水平になるからです。
そこで、同じイラストで両目を水平にしてみましょう。

よく顔が曲がっている、顎がゆがんでいると感じる場合は、このような状態が多いはずです。
これらの事例については解説していきますが、顎の歪みと言えども、視力が必ず影響してくるということです。

アゴがズレる理由

このように、アゴはバランスをとるために位置がかわります。（吊ってあるので）

これがアゴがズレる大きな原因の１つです。

芸能人でも顔の歪みが目立つ人がいますが、今どきの芸能人が歯列矯正くらいは行いますよね。
でも、歯並びではなく重心バランスのため、ゆがんでいる場合はどうしようもないのです。

逆に、バランスをとるためには下あごの動きが必要です。

スポーツ選手、アスリートがバランスをとるときには、歯を食いしばらずに舌を出す場合もあります。
軽く口を開けた状態をキープすることで、下あごでのバランスをとりやすくしているのです。

顎関節に問題がある人は、姿勢バランスも気をつけるといいことがあるはずですよ。